マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太の回覧板見て下さいね。クラ与太 ダンディ 「フランスの山人の歌による交響曲」

優太ぐっすり眠ったようで

ご機嫌良くお目覚めです。

ウィンクもしました。

ジージは優太町内会の

広報委員をしているので

優太と散歩しながら

市の広報を配ります。

優待行くよ。

その中にこんなお知らせがありました。

優太地方でも迷子の

わんちゃん・ねこちゃんが増えているようです。

優太地方の保護されている

わんちゃん・ねこちゃんはこちらで検索出来ます。

http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21110a/shuyodobutsukensaku.html

 

お散歩さきでは

黒トイプーのプクちゃんと

ちょっとだけ仲良く?して

お腹すかして帰ってきました。

バーバは優太の朝飯を準備してくれました。

当然爆食です。完食~ぅ。

 レタス・豆腐・ささみとドライフードを

優太好みに混ぜたので

よろこんで食べていました。

 バーバが帰ったら

また優太の特製ディナー作って貰えるよ

楽しみにね

 

今日のクラ与太は音楽室の年表に載っていた作品です。フランス中部のサヴァンヌ高地あるいはそれが遠いなら陸奥の名峰岩手山の麓にある安比高原にでも避暑にでも行った気持ちでお聴き下さい。
ヴァンサン・ダンディ

 「フランスの山人の歌による交響曲」作品25


富田勲さんが5月になくなり、テレビ朝日の「題名のない音楽会」追悼特集番組が放映されました。その番組でバーチャルシンガーの初音ミクとの競演で話題となった宮沢賢治の世界を表現した「イーハトーヴ交響曲」の抜粋が演奏されました。この作品コラージュ的に作られたもので、その中の第7曲岩手山の大鷲「種山が原の牧歌」の原曲の旋律がこの「フランスの山人の歌による交響曲」の主要旋律。後述するようにフランス中部の山岳地帯の民謡が東北の名峰岩手山の歌になった訳だ。作品としての評価は置くとしてもなかなかのチョイスで富田さんの才能の一端をうかがい知るような気がしました。
フランスの1851年パリ生まれの作曲家ヴァンサン・ダンディが1886年に作曲したピアノ独奏を伴う交響曲。フランス中部の山岳地帯セヴァンヌ地方の民謡を基づく旋律が使われているため「セヴァンヌ交響曲」と呼ばれることもある。ダンディは1870年にプロシャとの普仏戦争に従軍、帰還後の1872年にパリ音楽院に入学、セザール・フランクに師事し、作曲を学び卒業後も、レクサンドル・ギルマンに賛同しスコラ・カントルムをパリに設立するのに手伝い、同校とパリ音楽院で教鞭をとっていた。後にはスコラ・カントルム(歌唱伝承所)の校長を務めている。スコラ・カントルムではグレゴリオ聖歌や民謡などを学ぶことを基本としていた。同校ではこのクラ与太でも紹介した「オーヴェルニュの歌」で知られているカントルーブを教え、共同で各地の伝統的民謡を採譜している。(彼は1949年にダンディの評伝を著している。) このような活動の結実としてこの交響教は生まれている。馴染みやすい旋律とフランス音楽らしいシックな色彩感のある管弦楽で魅力的な作品となっている。演奏会に取り上げられることが少ないのは独奏ピアノが高度の技量を必要とするのに、目立つより管弦楽の中で節度ある表現も要求されるため弾き弾き手を見つけるのが難しいためである。第1楽章 Assez lent(極めて緩やかに、)-Moderement anime(中庸の速さで、活き活きと)夜明けを思わせる低音の動き併せてコール・アングレにより素朴で叙情的な山人の奏でられやがてフルート受け継がれていきます。やがて弦楽器にで盛りあがっていき、ピアノが輝かしく奏で、彩っていきます。土着的で木訥とした第1主題とは対照的な流程で優雅第2主題は煌めくようなピアノが印象的です。第2楽章 Assez modere mais sans lenteur(極めて穏やかに、しかし遅くなく)はピアノと管弦楽が対話する楽章。オリエンタルな主題が耳に残ります。管楽器山人の主題の断片を奏でて曲の統一感が感じられます。第3楽章 Anime(活き活きと)鐘をもしてような印象的な旋律で開始されます。実はこの旋律も山人の歌の変形です。管楽器がファンファーレのように山人歌の変形を吹き高揚していきます。木管楽器も高音のパッセージで答え舞曲風に大演壇を迎えていきます。管弦楽とピアノ強打を交互に締めくくられます。山人の主題が何度も繰り返される点で、フランクのニ短調交響曲やショーソンの交響曲と構成的に似ていてフランスの循環交響曲と評されることもある。
私のチョイスはティポーテのピアノ、シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団の演奏です。 1989年録音です。ガザドッシュのピアノが素晴らしいオーマンディ、フィラディルフィア管弦楽団の演奏のカザドッシュのピアノは抜群なのですが、フィラディルフィア管弦楽団があまりに巧すぎてどこか素朴さが少ないため私はバランスの良い演奏としての選択です。ファーストチョイスにはデュトワ盤をお奨めしています。YouTubeではカザドッシュ盤が聴けます。

 


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