マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太反抗期まっただなか! クラ与太ジャズ組曲2番


 ★ん~


優太は只今反抗期?らしい。
何を言っても、まずすぐには言うことを聞かない。
マイペースマイペース。ボール遊びもちょっとやるとボールをキープしてまったり。
ただ一つだけエサを見せると現金なものですぐよい子のふりをして。
その変わりようの見事なこと。誰に似たのだろうか?!
昨晩も頂き物の梨を見せると目がランラン。やっぱりねぇ~
パターンは解っているだけ扱いやすいだろう。
そうですね。納得したくないけれど…。


今日のクラ与太は
ドミートリィ・ショスタコーヴィチ作「ジャズ組曲2番」?
なぜ、?があるかと言うと1938年作曲された本当のジャズ組曲が2000年に見つかったからだ。
ただそれまでは1950年代に種々の自作を編曲した「舞台管弦楽のための組曲」を
「ジャズ組曲2番」として呼び親しまれていた。
現在でもこの作品を「ジャズ組曲2番」として演奏録音されているケースが多い。
今日の取り上げるのもこの所謂「ジャズ組曲2番」です。
行進曲・ダンス1・2、リリック・ワルツ、小ポルカ、ワルツ1・2,フィナーレの計9曲。
ジャズと言うよりはダンス音楽、軽く楽しめる音楽です。結構のりもよいです。
特にワルツ2はちょっとメランコリックな旋律が耳に残ります。これは特に逸品。
ちょっとクルト・ワイルの三文オペラあたりにも似た退廃的な雰囲気もあります。
これが社会主義の大御所作曲が書いたのかと、驚きを禁じ得ません。
最終のフィナーレは、まるで昭和の歌謡曲のTV番組の歌手総揃えのフィナーレです。
ショスタコーヴィチは根っからの反骨・処世の二律背反を成し遂げた達人であることを再確認。
今回聞いたのは
セオドル・クチャル指揮 国立ウクライナ交響楽団。







 

優太のふせ! クラ与太 アルペジョーネ・ソナタ

優太地方すっかりと秋めいてきました。食欲満開です。
つい、1ヶ月前の「躾け教室」では意地でもしなかった「ふせ」と「お散歩」
見違えるほど成長してどちらも喜々として、しかも率先して行う。
でも実は裏が見え見え、狙いはずばり「うまうま」
たまにははぐらかしてみるのもありかなと思っている今日この頃です。
意地悪くはなりたくないのですが、これも体重管理。優太の健康のためです。
おまえのぐびぐびもな~。と優太にらんでる~


秋めくとメロディーをふと口ずさむそんなことありませんか?
今朝お散歩中につい口ずさんで、これなんだっけ?
シューベルトのアルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821の冒頭でした。
本来は「アルペジョーネ」というシューベルトの知人が発明した楽器のための作品です。
6弦でギターのようにフラットを楽器だったようで、演奏しやすく音域も広いのが特徴。
でも音量や表現性に難があったようで、作曲者の死後楽譜が発売された時点ではもはや楽器がない。
状況だったようです。でも曲が優れているためにチェロやビオラなどで演奏されてきました。
勿論、楽器の特性上演奏不能な箇所もありますが、シューベルトの作品でも地味ですが、
五本の指に入る珠玉の作品だと思っています。
今回のお薦めは、チェロの音色の美しさで思う存分音楽に浸れると言う点でお薦めは、
アメリカ人チェリストのレナード・ローズ、 ピアノ伴奏はレオニード・ハンブロ
CBSの黄金時代の1965年の録音です。
勿論ピリオド楽器でノンビブラートでピアノ・フォルテ伴奏なんてのありだとは思いますが、
ロッキングチェアにもたれて手には好きなお酒を。そんな状況なら絶対この盤です。

優太身体能力アップ。クラ与太 幸松肇「さんさ時雨」


この処、あいにくの天気が続く優太地方です。過ごし易くもあるのですが、
かえって夏場の疲れが出てダイニングでうたた寝したらしく、目が覚めると
ん~、リビングのソファーの上から優太がこっちに視線をおくってる。
自分では上がれなかったはずなのに…。いつのまに~?!
試しにビスケットを持参でソファーのしたからおいですると
高所恐怖症の見本みたいな優太が
こともなげに楽々降りてきて、「ちょうだいな!」のお座りポーズをとる。
気づかないうちに身体能力アップしたのですね。すご~


今日のクラ与太は幸松肇作 弦楽四重奏のための「4つの日本民謡」第1集より
「さんさ時雨」 クァルテット・エクセルシオ 録音2007年 
昨日は夫婦ともにオフだったのでかみさんのリクエストで仙台港アウトレットまで
買い物に行ってたのですが、帰り道はバイパスの渋滞を気にして海沿いを通る
空港近くまで抜ける近道を走ってみました。閖上(ゆりあげ)地区を通過したのですが、
3.11で壊滅的に被災したのですが、復興は必ずしも順調とは行かないようです。
私の初マラソン「東北新春マラソン」の会場付近も雨の中に霞んでいました。
幸松さん弦楽四重奏曲による民謡集は民謡をただアレンジすると言う次元ではなく、
四重奏による音楽の組み立てのおもしろさを堪能できる完成されたしあがりです。
「さんさ時雨」は「大漁唄い込み」と並ぶ宮城県を代表する民謡で、祝いの席特に結婚式で
唄われます。私の結婚式でも唄っていただきました。
ピチカートで始まりチェロがメロディーを奏でて始まるので、大友さんおチェロが逸品。
喜びの中にもそれまでの日々の悲喜こもごもが回想される。
復興が進み一段落し、「さんさ時雨」が流れる状況が一日も早く訪れることを願わずにはいられません。