マルプー優太と時々クラシック

還暦過ぎてはじめて犬(♂マルプー2015年元日生まれ)と暮らしはじめました。大好きなクラシックの与太話も

優太お散歩三昧。シベリウス「ロマンス」


優太地方にも秋の気配が、朝晩は涼しくなってきました。
食欲も少しずつ戻ってきた優太。おやつが欲しけりゃ運動だ。
散歩コースを延ばしはじめました。
内弁慶の外味噌が信条の優太。
ちょっと停まったと思うと、車が来る。小走りになったと思うと家の中から吠えられる。
危険を察する能力抜群です。
ただ散歩の時間が15分を超えると帰りたいモードに突入。
初めての処でも最短距離を通って一気に帰宅。帰巣能力にも優れているようです。(ジジ馬鹿)
帰ったら自らケージに入り給水の後、舌だし全快で体温調節をしてました。


今日のクラオタは昨日ニールセンを取り上げたので、同じ年生まれのシベリウスを。
作品24「10の小品」より第9曲 ロマンス変ニ長調 
1903年38歳時に出版された作品です。シベリウスのロマンスと言うと、ピアノ独奏曲だけでも
他に円熟期の作品101の1曲目の作品もあり、どちらかと言うとむしろ取り上げられる機会は
多いかも知れません。曲想自体は類似していますが、作曲年代が明確なのがかえって好ましいです。
美しい旋律が小品とは思えない深く大きなスケールで響きあいます。
耳の病気を患い、大自然の中の別荘で生活をはじめる前年とは思えない瑞々しい作品です。
実際はもう少し若い時期に手がけられた作品かも知れませんね。
お薦めのCDは
田部京子さんの小品集 「ロマンス~小品集」1998年発売
シベリウスを得意とするピアニストは多いですが、彼女自身がライナーで触れているように
心を和ませるメロディー(歌)大事にしている点は他に類をみない仕上がりです。

優太地方、まだまだもも三昧続きます。 そんな晩はSERENATA IN VANO


お盆は過ぎても、まだまだ桃の頂き物は続いています。
あかつきから、まどか、川中島白桃、ゆうぞらへ季節は移ろってます。
夏ばてもあってペットホテルでは食欲がなかった優太。
帰宅後はついていると何とかドライフードを食べてくれるようになりました。
でも、デザートに桃を出すと、あっとゆうまに完食します。カメラのフレーミング決める時間もなし
と言うわけで一切れだけ残っている写真をアップします。


本日お薦めの曲はデンマークの作曲家カール・ニールセンの小品
「SERENATA IN VANO」 FS64
オーボエ、バスーン、ホルン、チェロ、コントラバスと言う珍しい編成。
作曲されたのは第1次世界大戦が勃発する直前の1914年3月です。
低弦楽器によるリズムにのって木管楽器の伸びやかなアンサンブルが奏でます。
特に中心的に活躍するクラリネットが、高音では澄み切った透明感で耳を和ませ、
低音では太く暖色的な音色が心の襞に染みます。
モーツアルトと並ぶクラリネット協奏曲の作者の面目躍如です。


今回の盤は
「SCANDINAVUAN CHAMBER PLAYERS」の演奏。
MEMBRANレーベルによるニールセン作品集からの1枚。
代表曲が網羅されておりしかも低額。生誕150年のメモリアル・イヤーだから
購入してもそんなありませんぞ



優太がいない朝は寂しい(^^;


お陰様で大過なく伊達のふる里夏まつり無事終了いたしました。
帰宅後、風呂に入りコップ酒飲み床につきました。即座にバタンキュー
朝早く目覚めて、寝ぼけ眼で優太の居るリビングへ、ケージは主はもぬけの空。
優太昨晩はお泊まりでした。ケージがやたら広く感じます。
ちょっと違和感と寂しさが過ぎります。
優太がうちに来て、その後の退院以来毎日一緒にいたからでしょうね。
優太目が覚めたかな?
外では猫かぶっている優太だからうまく立ち回っているのでしょうね。
写真は先日のトリミングの際盗み撮りしたカット。気づいては居ませんね。
トリミング時は仕上がりまで飼い主に会わせない処も多いほどですから…


今日のクラオタは
ガブリエル・フォーレ 作品16「Berceuse(子守歌)」
ヌノー・カビュソン(vn)、ミシェル・アルベルト(pf)
フォーレの子守歌と言うと、組曲「ドリー」の1曲目の方が、宮崎あおいさんが出ている
某外資系生命保険会社のCMで使われていたこともあり知られていますが、
旋律はどちらも秀逸なのですが、個人的にはこちらがこちらが好きです。
多分ドリーは四分の二拍子にたいして、八分の六拍子で書かれているせいかもしれません。 
フルートによる演奏も数多く出ているのですが、オリジナルのヴィオリンの方が味わい深いです。
旋律がシンプルなので音色の差でしょう。心に染み渡ります。
クラオタ関係者で人気のブログ「おやぢの部屋2」の最近の記事でも、
「フルートの場合はどうしても存在感がヴィオリンには太刀打ち出来ない」とのことです。
音楽に身を任せると、ハンモックに揺られて、ふわっと体が浮遊するような感覚に襲われます。
眠れぬ夜にお薦めです。
大御所による名盤も多いですが、フランスのフレッシュな若手のヴィオリニストカビュソンと
中堅アルベルトの伴奏は一度聴けばお気に入ること請け合い。